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一般向け不整脈講座

日本不整脈心電学会(英名:Japanese Heart Rhythm Society)が、一般市民の皆さん向けに不整脈講座「不整脈ってなぁに」をサイト上で公開しています。よくまとまっているので参考になると思います。目次は次のとおりです。

2. 心臓の病気について

(ア)不整脈(arrythmia)

  1 心房細動 (atrial fibrillation; AF)

  2 心房粗動 (atrial flutter; AFL)

  3 洞不全症候群(sick sinus syndrome: SSS)

  4 房室ブロック (atrioventricular block; AVB)

  5 洞頻拍 (sinus tachycardia)

  6 発作性上室性頻拍 (paroxysmal supraventricular tachycardia; PST)

  7 心室頻拍 (ventricular tachycardia; VT)

  8 期外収縮 (premature venticular contraction; PVC)

(イ)QT延長症候群 (long QT syndrome)

(ウ)Brugada症候群 (Brugada syndrome)

(エ)失神 (syncope)

3. 治療について

不整脈という告知は新契約査定者が査定に困る告知です。心電図検査結果に基づく医師の正式な診断名が告知書に書かれていれば正しく査定されますが、そうでなければ評価は厳しい方向へ傾く。一般に病院や診療所の外来心電図検査で見られる不整脈は、心室性期外収縮、洞頻脈、心房細動の順に多いとされています。


高齢者に多い心房細動では心房興奮頻度は350~600/分に増加します。心房細動では心室が十分に拡張し収縮することができいないため心拍出量が低下します。心室性期外収縮と同じように脈拍の欠損も観察されます。さらに心房細動は、左心房内血栓の形成により動脈塞栓(脳塞栓)を引き起こします。心房細動は、脳動脈を閉塞して生じる脳梗塞の危険因子です。心房細動に起因する脳梗塞の生命予後はよくないため、生命保険の加入も難しい。慢性の心房細動患者では、血栓形成予防をするために抗凝血薬のワーファリン内服を行ないます。

同じ「不整脈」との告知であっても、性別や年齢により想定される不整脈の種類が異なり、よってリスクも大きく異なることから、病名は正しく告知していただくことが重要です。


心臓の不整脈をまとめたビデオ(Youtube)がありましたので、下記にリンクを貼っておきます。心臓のアニメーションがあり分かりやすいと思います。参考にしてください。




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